訪問歯科事業への思い
多くの高齢者や身体が不自由な方が食べることを諦めてしまっている「長い間ずっと我慢してきたから…」「面倒くさい…」と、諦めてし
高齢者・障がい者に対する歯科医療の意義
加齢や障がいによって、口腔機能が衰えると「食べられない」「話せない」「楽しめない」などの問題が生じ、健康寿命の短縮やQOLの低下につながります。歯科医療は、そうした方々の「食べる」「話す」「笑う」といった生きる力を支える重要な役割を果たします。
- 低栄養と誤嚥性肺炎の予防による健康寿命の延伸
- 食べる楽しみ、話す楽しみの再獲得
- 嚥下障害を持つ方の口腔に対するリハビリテーション

現状はどうなっているか
- 歯科治療が必要な人は多い
- 治療を受けていない人が多い
- 清潔とケアが一体となった時の効果について知られていない
専門的口腔ケアの目的
- 感染予防
むし歯、歯周病、誤嚥性肺炎、インフルエンザなどの予防 - 口腔機能の維持・回復
唾液分泌の刺激や嚥下機能の訓練、口腔機能の向上 - 全身の健康の維持・回復、社会性の回復
食欲維持による体力回復や栄養改善
生活の質の向上
言葉の明瞭化や臭気の軽減によるコミュニケーションの改善

専門的口腔ケアの内容
- 口腔清掃(バイオフィルム除去)
- 歯石除去
- 入れ歯の清掃・調整
- 食べる・噛む・飲み込む機能の訓練
- 嚥下性肺炎、低栄養の予防に応じた口腔の管理
歯を残すことは医療費の削減につながります
歯が多く残存しているほど、年齢が上がっても医療費が抑えられる傾向にあります。20本以上歯がある方は、0〜4本の方と比べて年間で約177,300円の差が生じています。
